Tpacは一般社団法人 伝統文化交流協会が運営する公式サイトです。伝統文化を幅広くご紹介していきます。

※おかげさまで本イベントは満員となりました※

さねとうあきら作「おこんじょうるり」
寝たきりのばばさまの家に食べものを盗みに入ったおこんぎづねに、どうせ
もう命は長くないからと、ばばさまはありったけの食べものを与える。その
お礼に、おこんぎつねが自慢の浄瑠璃を聴かせると、不思議や不思議、
ばばさまは元気になるが...。
むかしむかし小さな村で奇跡の顛末とは。
人ときつねが心を通わせる、あったかくて少し切ない物語。

西澤實脚本「耳無し芳一のはなし」
平家ゆかりの長門赤間関の寺に住む盲目の琵琶法師・芳一は、ある夜、
立派な館に招かれ「壇ノ浦」を弾き語る。以来、毎夜出かけていく芳一を
心配した住職が弟子にあとをつけさせると、安徳天皇の御陵で無数の青白い
鬼火に取り囲まれて琵琶を弾く芳一が。
平家の怨霊から身を隠すために、住職は芳一の全身に経文を書きつけるが...。
小泉八雲のかの有名な怪談を、西澤實が話芸舞台用に脚色した作品を、
坂田美子さんによる琵琶語りとあわせてお聴きいただきます。

   
琵琶・歌・語り　坂田美子（さかたよしこ）
中学より琵琶を半田淳子に10年間師事。
以後、謡曲を浅見重好に、講談を神田松鯉に学ぶ。
第40 回琵琶楽コンクール第一位、文部科学大臣賞受賞。NHKTV「新日本紀行ふたたび」
テーマ曲（冨田勲作曲）の作詞と歌を担当。「声に出して楽しむ平家物語」講座を、
大人の休日倶楽部他で開催。琵琶を用いた歌、語りの創作曲を多数発表。
20ヶ国を越える海外公演等、希少な琵琶奏者の一人として琵琶普及にも注力している。
桐朋学園短期芸術大学非常勤講師。

語り・朗読　斉藤由織（さいとうゆおり）
高校時代より朗読を始め、日本大学芸術学部在学中に故高橋博師にアナウンスを、
故西澤實師に朗読の教えを受ける。2000 年より「ぶれさんぽうず」の一員として活動。
定例公演のほか、音楽や伝統芸能とのコラボレーションなど、さまざまなイベントや
舞台で朗読を行う。
NHK 文化センター, 目黒学園カルチャースクール、早稲田エクステンションセンター中野校等
で愛好者を指導。
現在、神田松鯉師のもと講談も学んでいる。

主催：株式会社　日本建設設計機構
後援：一般社団法人伝統文化交流協会