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能を読み解く第三回『芭蕉』2023年8月30日(水)14:00開始 国立能楽堂大講義室
中国楚の国。山中で修行する僧の庵に、ある日、一人の女が訪れました。
女は「女人も草木も成仏するという法華経」の教えを称え、結縁を願います。
「あるがままに咲く草花こそ仏法の姿」と説く僧に、女はその教えに
出逢えたことを喜び、自らが人ならざる者だとほのめかして消えました。
実はこの女は、芭蕉の精だったのです。
やがて本性となって現れた芭蕉の精は、世の無常や諸法実相(ありのままの姿
にこそ万物の真理が宿ること)を語り、月明かりのもとで静かに舞を舞います。
古来、「芭蕉」に託されてきたイメージや故事を紐解きながら、作者・金春禅竹が
作り上げた静かに冷え寂びた美の世界を見ていきます。
開催日時:令和5年8月30日(水)14時00分~15時30分(13時30分開場)
場所:国立能楽堂 大講義室(渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
講師:氷川まりこ
参加費:一般4,000円 /R会員2,500円/S会員2,000円
青少年割引1,000円(満12才~26才未満)
◆《参加申込》 伝統文化交流協会
下部予約フォームより以下ご記入の上お申込下さい。
【イベント名「8/30能を読み解く」/ お名前 / 電話番号 /
メールアドレス/ 予約人数】
後日、受付確認メールにて代金振込のご案内をお送りいたします。
◆国立能楽公演のチケット手配も!
講座受講者でご希望の方には、国立能楽堂開場40周年記念公演の
正面席チケット(有償・割引料金)をご用意致します。
講座申込と合わせて『国立能楽堂9/30記念公演何枚』とお申込みください。
(受付締切:8月6日)
お渡しは8月30日の「能を読み解く」会場となります。
国立能楽堂開場40周年記念公演
令和5年9月30日(土)13時開演
・能『芭蕉』(ばしょう) 観世恭秀(観世流)
・狂言『文蔵』(ぶんぞう) 茂山千五郎(大蔵流)
・能『望月』(もちづき) 武田孝史(宝生流)
◆講師プロフィール:氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)
横浜エフエム放送で開局準備から番組の企画・編成を担当。
その後、フリーの放送作家、雑誌記者、編集者として幅広く
トレンドの取材を重ね、1990年代以降は、能楽を中心に、
茶、花、香、禅など室町期の東山文化の芸道、芸能を専門
として、書籍や記事の編集・執筆、レクチャーなどを行なっ
ている。豊かな経験と取材に裏づけられた知識を基に、多岐
にわたるジャンルを縦横につなげて時代や文化をまるごと
とらえる力は評価が高く、多くの取材の指名を受けている。
◆今後の講座予定
※()内はリンクする国立能楽堂公演
・10月7日(土)14:00-15:30 能を読み解く#4「実盛」
(11月11日(土)昼 能「実盛」 朝倉俊樹(宝生流))
・12月13日(水)19:00-20:30 能を読み解く#5「巴」
(1月19日(金)夜 能「巴」 西村高夫(観世流))
・2月19日(月)14:00-15:30 能を読み解く#6「志賀」
(3月6日(水)昼 能「志賀」 佐野由於(宝生流))
主催:一般社団法人 伝統文化交流協会
共催:古典の日推進委員会
特別協力:ジャポニスム振興会