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第5回「能を読み解く・巴」2023年12月13日(水) 19時~20時30分 国立能楽堂大講義室
信濃国(現在の長野県)・木曽の山里から都へと向かう旅の僧は、近江国(現在の滋賀県)
の鳰の海(琵琶湖)のほとりにある粟津原にさしかかったところで、神前で涙する女を
見かけます。わけを尋ねる僧に、女は、かってここで戦死した木曽義仲のことを語り、
自らが義仲にゆかりある者の亡霊であることをほのめかし、姿を消しました。実は、彼女
こそ、義仲とともに戦い、その最期を見届けた女武者・巴御前の亡霊だったのです。今なお
成仏できずに苦しんでいると訴える巴の“執心”とは何だったのかーー。戦いに身を投じた
者たちを主人公とする修羅能のなかで、昨一、女性をシテとした作品です。
開催日時:令和5年12月13日(水)19時00分~20時30分終了予定
場所:国立能楽堂 大講義室(渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
講師:氷川まりこ
参加費:一般4,000円 /R会員2,500円/S会員2,000円
青少年割引1,000円(満12才~26才未満)
◆《参加申込》 伝統文化交流協会
下部予約フォームより以下ご記入の上お申込下さい。
【イベント名「12/13能を読み解く」/ お名前 / 電話番号 /
メールアドレス/ 予約人数】
後日、受付確認メールにて代金振込のご案内をお送りいたします。
◆国立能楽公演のチケット手配も!
講座受講者でご希望の方には、国立能楽堂普及公演の正面席チケット(有償・割引料金)を
ご用意致します。
講座申込と合わせて『普及公演 チケット何枚』とお申込みください。(受付締切:11月30日)
お渡しは12月13日の「能を読み解く」会場となります。
国立能楽堂ショーケース
令和6年1月19日(金)19時開演
狂言『梟山伏』野村万之丞(和泉流)
能『巴』西村高夫(観世流)
(能楽師による開演前のミニ解説あり)
◆講師プロフィール:氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)
横浜エフエム放送で開局準備から番組の企画・編成を担当。
その後、フリーの放送作家、雑誌記者、編集者として幅広く
トレンドの取材を重ね、1990年代以降は、能楽を中心に、
茶、花、香、禅など室町期の東山文化の芸道、芸能を専門
として、書籍や記事の編集・執筆、レクチャーなどを行なっ
ている。豊かな経験と取材に裏づけられた知識を基に、多岐
にわたるジャンルを縦横につなげて時代や文化をまるごと
とらえる力は評価が高く、多くの取材の指名を受けている。
◆今後の講座予定
※()内はリンクする国立能楽堂公演
・2月19日(月)14:00-15:30 能を読み解く#6「志賀」
(3月6日(水)昼 能「志賀」 佐野由於(宝生流))
主催:一般社団法人 伝統文化交流協会
共催:古典の日推進委員会
特別協力:ジャポニスム振興会